〇日産ラシーン 1500ccエンジン『GA15型』ウォーターポンプを交換するの巻〇

どんもす~。ウェルです。

さて皆様、本日はラシーン1500cc(GA15型)のウォーターポンプの

交換をご覧頂く。

まず、ウォーターポンプとは何ぞやと申せば、エンジンの熱を

冷やすために冷却水を循環させるポンプのコトである。

日産ラシーン GA15型(1500cc)エンジンのウォーターポンプを交換の巻

(GA15型エンジン)カムサイドカバー下にポンプがある。

このウォーターポンプだが、エンジンの回転力を動力とし

ベルトで駆動されている。

エンジンがかかればポンプはエンジンの回転と共に回る仕組みだ。

そして、今回なぜポンプを交換しないといけないのかと申せば、

ポンプの軸にあるベアリングの磨耗などにより冷却水が軸あたりより

漏れ出してくるからであった。

おおよそ15万キロほど走行したエンジンではほぼ、全台交換になる確率である。

ラシーン 1500cc エンジンの側面『フロント側』

下から覗き込んだ様子。

中央のプーリーはエンジンのクランク軸、右はクーラーコンプレッサー、

そしてコンプレッサーの上がオルタネーター(発電器)。

左側がパワーステアリングポンプとなりクランク上部に

ウォーターポンプのプーリーが存在する。

そして、ウォーターポンプを交換するとならば

全てのベルトを取外し、クランクプーリーを分解すれば

作業性は向上する。

ウォーターポンプを外した様子

ウォーターポンプを外した様子。

ポンプは5本のボルトでエンジンに液状ガスケットを挟み込んで固定されているが

このガスケットを剥がすのが非常に困難である。

ラシーン 古いウォーターポンプ

古いウォーターポンプ。

中心軸を手で回せば、ゴリゴリした感覚が指先に伝わるほど

すでにご臨終状態。

単純な装置ではあるが、ずっと回されているゆえガタくる。

まあ10万キロ近く走れば経年の劣化といったところだろう。

ラシーン 新しいウォーターポンプ

新しいウォーターポンプ。

フィンもピカピカで綺麗だ。もちろん新品であるから

当たり前である訳だが、軸は少し硬いが滑らかに回る。

ラシーン 新しいウォーターポンプが鎮座した

新しいウォーターポンプが鎮座した。

この後、ポンプにプーリーを取付け、ベルトを全てに張れば

作業はいったん終了となる。

ラシーンはそろそろウォーターポンプの交換時期に入りだしたゆえ

交換が多くなりそうだが、スピードウェルでは車両販売時に交換する場合

工賃などはかからないゆえ、予防整備に是非とも努めてもらいたい。

と言う事で、今回はラシーンの1500ccエンジンのウォーターポンプの

交換をご覧頂いた。

知らず知らず冷却水が漏れてオーバーヒートなどすれば、

それこそエンジンを積み替えなければならないなどの

事態に陥る可能性があり、整備をすればこの部分は

また約10万キロと安心してお乗りいただくことが可能だ。

今日はコレまで~。

本日の名言

変革せよ、変革を迫られる前に

byジャック・ウェルチ

そうですなぁ~。どんどん変化する。

それが継続出来る手段であります。

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