パオのカムシャフト、クランクシャフトオイルシールの巻

ウェルで御座います。(サザエさん風)
本日は昨日のデフサイドオイルシールの続きのような〜
感じで、カムシャフトと、クランクシャフトのオイルシールの
交換の巻で御座います。
さてさて本日も皆様と一緒にお勉強致しましょう!
まずカムシャフトとはなんぞやと申しますと、
エンジンの吸排気の弁を作動させているシャフトの事で御座います。
このシャフトを回すと吸気と排気の弁が動くので御座います。
お次にクランクシャフトとは何ぞや、と申しますと
エンジンの主軸で御座います。ピストンが、上下運動しまして
この運動を回転運動へと変換しているのがクランクシャフト。

カムシャフトのオイルシールが見える。
↑この写真は交換後撮影致しましたが、めちゃめちゃオイルが漏れて
おりました。
タイミングベルト交換の際には必ず交換しないといけません。
カム、クランク両者のオイルシールはタイミングベルトを
外さないと交換することが出来ませんので、タイミングベルト
交換時に同時交換して頂かないと後で漏れ出したら
オイルシール交換だけのために、またタイミングベルトを外さなければ
いけないという、まさに二度手間で御座います。

クランクシャフトのオイルシール。下にオイルのカスがこびり付いている
この車両は走行約8万Kmの物です。昨日は4万Kmのパオの
オイルシールを交換していたのですが、これまた8万km
のエンジンと変わらず漏れておりました。
走行距離が浅いからといって交換しなくても良いと言うものでも
御座いませんね!!

特殊工具を使ってオイルシールを抜いたところ。

カムとクランクの両シャフトのオイルシールは同じものである。
パオをご購入時はカム、クランクシャフトのオイルシールは
交換していないと、後々いたい出費ですぞ!!
当社では走行距離に関わらず全車、カム&クランクオイルシールは
交換してからの納車になります。
少なからずも安心して頂けると思いますが、その他オイルパンパッキン
やら、ウォーターポンプやら、いろいろごそっと交換しないと
いけませんね!
でも、一般的に中古屋さんってこんなところ整備してくらはるん
ですかね。

クランクシャフトオイルシールを新品に入れ替えた状態
今日もかなり地味なお話になりましたが、最近オイル漏れが気になる
というあなた、パオに向かって左側下からの茶色いオイル漏れが
ある場合は今日のご紹介致しました、カム&クランクシャフトの
オイルシールが漏れている可能性大で御座います。
このカムシャフト、クランクシャフトからのオイル漏れは、
いきなりドバッ〜とオイルが漏れてくるようなものでも
御座いませんので、早急な対策を取る方も少ないようですが、
漏れがひどい時には、タイミングベルトにオイルが付着し、
ベルト自体にかなりの劣化を引き起こす要因にもなりますので
お気をつけ下さい。
本日のおさらいを致しましょう!
タイミングベルトの交換するときは
オイルシールもウォーターポンプも
タイミングテンショナーベアリングも
一緒に交換する事〜。
それでは、また明日お会いしましょう!!
本日の名言
有漏路より 無漏路へ帰る 一休み
雨降らば降れ 風吹かば吹け

うろじとはこの世の事で、むろじとはあの世の事で御座います。
訳しますと、まあこの世からあの世に帰るまでの一休みやねんし〜
雨降っても、風吹いても、どないなとなっても〜よろしんちゃいまっか〜
というようなアバウトな言葉で御座います。これは一休さんが言いました。
さすが一休さんで御座います。心が大らかと言いますか、
この現代にもコレぐらいの考えで大きく背伸びして過ごしたいもの
で御座います。
キリキリ悩んで、胃が痛いあなた、一休さんとひとやすみ致しましょう。

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